多様化の進むドッグフード

人間の世界でも食文化は多様化が進んでいますが、犬の食事であるドッグフードも近年では非常に多様化が進んでいます。
これはドッグフード売り場に行ってみるとすぐわかることですが、長年のデフレの影響で低価格の安売り品が多い一方で、プレミアムフーといった商品も登場し、なにより子犬、成犬、10歳以上、肥満犬、小型犬といった具合に相当細かく分かれているのです。
国内の犬の飼育数は約700万頭弱で、ほぼ1500億円弱が市場規模と言われていますが、もの言わぬ犬に代わって、飼い主が様々なドッグフードを模索して購入していることがよくわかります。
実際に我が家でも犬にあげるドッグフードを結構変えるようになりましたし、変化がでるように新しいものを買ってみたりして、何が一番喜ばれるのか様子を見るといった気の使い方をしていますから、さらに犬を大切にされる過程ではそうした気の使い方もするようになっているのでしょう。
コンパニオンアニマルという言葉が一般化しているように現代社会ではペットはかつての番犬のような位置づけから完全にペット飼育に寄与する精神的効用が重視されるようになり、家族の一員としてペットを飼育するように大きく変化してきているわけで、その代表的存在が犬ということを如実に表しているのだと思います。
したがって物言わぬ家族のために飼い主が健康面をかんがえて様々な消費者行動をおこなっていることがペットフードの世界で展開されていることがよくわかります。
また販売チャネルも広がりを見せているところに更なる特徴がでてきています。
安売りの主体であるホームセンターの販売が一番大きいのはこの10年販売の主体を担ってきていますが、ペットショップでドッグフードを購入するユーザーがそれについで多く、犬の飼い主が常にペットショップに顔をだしていることが垣間見られます。
さらにスーパー、コンビニ、ドラッグストア、通販とチャネルは多角化しつつあり、犬のごはんは人間のご飯とほぼ同率で扱われるほど重要なアイテムになってきているのです。
また太りすぎの犬が増えていることから、カロリーと栄養のバランスに気を使う飼い主が増えているようで、犬が1日に食べる食材の数も人間と同じで多少化し、量的な制限はうけても様々なものを食べるようになってきているようです。
したがってドライフードのドッグフードにスープをかけたり、トッピングを行ったりと各家庭で様々な工夫をされる世の中になってきているのです。
犬がどの位満足しているかは言葉が喋れないのでよくわかりませんが、ひとむかし前に較べれば、犬も食事を通してかなり健康管理されてきていることが分ります。
したがってドッグフードもプレミアムな商品が売上げを伸ばしてきているというのは理解できる状況です。
天然素材志向もかなり強まってきているようで、この世界は人間とほぼ同じ志向になってきているようです。
ただいろいろな薀蓄があってもやはり最後は犬自身が喜んで食べてくれなければ意味がありません。
結局食べ方をみて新たなブランドを選択したり、既存ブランドを維持したりといった試行錯誤をくりかえす世界になってきています。
犬も幸せな時代になってきました。